- 吉田
- 今日はよろしくお願いします。
- 山田
- 今回はお世話になります!
- 吉田
- さっそくなんですけど、三代目と四代目がこのお仕事を初めてから3年目に、何を思っていらしたのかが知りたくて。
- 始さん
- 僕は23歳でこの仕事を初めたんですけど、3年目はちょうどカミさんと結婚した時でしたね。まだ修行中だったし、家業なのでそんなに給料ももらってなかったんですけど。
- 山田
- でも、結婚をして守る人ができると、覚悟ができて、仕事にもより力が入るって言いますもんね。
- 始さん
- ええ。確かにそうかもしれませんね。
僕自身は二代目の父親から家業を継げと言われた記憶がないし、二代目は仕事は見て覚えろというような職人気質なので、仕事を直接教えてもらったことがないんですよ。 - 友美さん
- 私は店に入ってから約6年になります。まだ修行中の身ですけど、三代目からは、うちが店をやっているからと言って責任を感じて家業を継ぐことはないんだよって、私を店に縛り付けるようなことは一度も言われたことがないですね。
- 吉田
- やめたいと思ったことはありますか?
- 始さん
- プレッシャーを感じる時もありますけど、やめたいと思ったとしても、結局自分にはこれしかできないんですよね。僕は過去を振り返るのがあまり好きではないんです。それは今まで歩いてきた道には積み重ねてきたことが確実にあるから。だから、吉田山田のお二人にもこれから先をどんどん見てほしいです。
- 山田
- これをやったら楽しいねっていう気持ちで吉田山田を始めたのに、だんだん楽しむことが難しくなってしまう時もあって。だけど、それでも僕は楽しみながら歌いたいし、大人からも子供からもなんかいつも楽しそうだなぁって思ってもらえることが僕の目標なんです。
- 吉田
- 初めてのことって何でもドキドキワクワクするけれど、ただ生きているだけだと、いろんな事が楽しくなくなってくると思うんです。だから、楽しくするためには自分でハードルを設けて、新しいことに挑戦して楽しくする努力をしなくちゃいけないんだなって思うようになりました。楽しく生きるためには止まっていられないし、2人とも楽しい事が好きなので、常に新しい自分や新しい壁と戦い続けなきゃいけないと思ってます。
- 友美さん
- 私はどうしても店を継がなきゃいけないんだという気持ちはないんです。でも、よその店には絶対にできない仕事ですし、代々受け継いでいる秘伝の味があるので、自分にできることがあるのなら精一杯やりたいという気持ちしかないですね。
- 始さん
- 僕自身も伝統とか昔からの味っていうところに縛られてやってきたつもりがないし、親父から続けろと言われたことがなかった。とにかく、自分はこれしかできないんだっていう気持ちでずっとやってきている。今このお店があるのは地元のお客さんが吉田屋の七味とうがらしを認めてくれて、美味しいと口コミで広めていってくれたお客さんのおかげです。うちをずっと支えてくれたお客さんの気持ちを裏切ることはできないですね。薬味なんて脇役だけど、うちの七味は主役も食っちゃうような名脇役なんだぞっていうところに、自分たちはこだわりを持ってやってるんですよ。でも、現役でやっているうちは、自分が出来上がった人間だなんてと思えないと思うし、終点はない。最終的に、死ぬ時に、あぁいい人生だったなって思えたら、それでいいです。
- 吉田
- 三代目、かっちょいいです!
- 始さん
- (照れ笑い)。人が何を言おうが、俺はこれをやっている時が楽しいんだという気持ちが原点なんだから、お二人もその気持ちを忘れないでやっていってほしいです。やってる本人が楽しくなきゃ、見ている人も楽しくないですもんね。
- 山田
- ちなみに、吉田屋さんのマスコットキャラクターに吉田山田はどうですかね?
- 始さん
- あはははは。いいんじゃないでしょうか(笑)。
- 友美さん
- 私、過剰装飾な個性的な人って好きなんですよ。
- 山田
- あ、過剰装飾って、たぶん僕のことですね(笑)。
ということで、やはり大事なアーティスト名“吉田山田”にフォーカスを当ててみることにしました。
題して「達人の吉田さん、山田さんに会いに行こう!」
身近な先輩や友達で一生懸命何かに打ち込んでいる人・頑張っている人、得意な事がある人、ヨーヨーの名人、ダンスの上手な人、書道の先生、剣道の師範など・・・etcどんな達人でも構いません。あなたがすごいと思っている“吉田さん” “山田さん”を募集します。
吉田さん、山田さんがその道を歩み出して3年目、どんなことを考え、どんな生活をしていたか?どんな夢を描いていたか?
吉田山田が、直接会って、お話を伺わせていただきたいです!あなたの周りにいる吉田さん、山田さんを教えてください!!
ご協力頂ける方は、簡単なエピソードと連絡先を明記の上、下記アドレスまで、メールにてご応募下さい。
皆様のご応募をお待ちしております!
[応募先] info@yoshidayamada.com(迷惑メール対策のため、「@」を半角の「@」に直して送信下さい)